催眠療法とは (ヒプノセラピーとは)
1.催眠療法(ヒプノセラピー)とは
催眠療法(ヒプノセラピー)とは、最新の心理療法の1つで、人間の催眠状態を利用するところに特長があります。現在、米国ではカウンセリングと同じように、一般的に利用されています。
催眠療法(ヒプノセラピー)は、催眠誘導という手法を使って、普段閉じている潜在意識の扉を開け、潜在意識の中に注意を向けていく心理療法です。
通常はアクセスできない潜在意識の中にある膨大な記憶の中から、必要な記憶をすくい上げ、問題解決や自己成長に繋げる心理療法なのです。
2.催眠状態とは
人間の意識は、顕在意識と潜在意識に分かれていると言われています。
顕在意識は私たちが通常自覚できる意識のことで、意図的な思考・行動を司る領域です。一方、潜在意識は、自覚できない意識のことで、顕在意識の9倍とも言われる領域を占め、実は顕在意識よりも強い力をもっています。
「思わず~してしまった」、「気がつくと~していた」、「何故か~と感じた」というような行動や情動反応は、潜在意識のなせる技と言えるでしょう。
催眠状態とは、この顕在意識と潜在意識の両方がリンクした状態を指します。顕在意識が完全に休んでしまっているわけではありません。
顕在意識は日常生活で物事を判断するときにいつも使っている意識ですから、催眠状態に入ってもいわゆる『意識』は、ずっとありますし、意思も判断力もあります。
ですから、催眠状態でも、意識を失ってしまったり、やりたくないことをやらされてしまったり、言いたくないことを言ってしまったり...、というようなことはありませんので、どうかご安心ください。
トイレに行きたくなれば、行かれますし、ハナをかみたくなれば、かむことができます。セラピーの途中でも、疑問や気になることがあれば、セラピストに質問することもできます。
催眠状態のことを、心理学では、変性意識状態またはトランス(trance)状態と呼んでいます。実は、私たちは1日に何回も、自然とこの状態になっていると言われています。
例えば、テレビのドラマやスポーツ番組などを見ている時、あなたは観客の一人であることも忘れて、まるでそのドラマやゲームで主役を演じているような気分になることがあると思います。催眠状態というのは、そのような深い熱中の結果生じた意識状態であって、人工的な眠りというような、特殊なものではありません。
読書をしていて、気がついたら何時間も時間が経っていて驚いた、などという時も、催眠状態になっていたということです。芸術活動や創造活動に集中している時なども、一種の催眠状態なのです。
催眠状態では、心理的には、心の緊張がほぐれ、不必要な抵抗がなくなり、普段よりも自分の内面に意識が集中しています。
心理学的には、これを「選択的な注意集中」と呼びますが、催眠状態では意識はこのような状態になっています。そして、潜在意識の奥底に押し込めていた記憶や感情を思い出しやすくなります。また、肯定的な暗示を受け入れやすい状態になっています。
ですから、セラピストの適切な催眠誘導により、潜在意識の中から、今現在のあなたに最も必要で有効な記憶が思い出され、浮かび上がってくるのです。
生理的には、リラクセーション効果があるので、交感神経と副交感神経のバランスが整い、自律神経系の調整機能や自己免疫機能を正常化する作用があると言われています。
3.催眠状態と催眠療法(ヒプノセラピー)
この催眠状態を利用して行う心理療法が、催眠療法(ヒプノセラピー)なのです。
つまり、催眠療法(ヒプノセラピー)とは、通常の意識(顕在意識)も保ちながら、セラピストの催眠誘導によって、心と身体を深いリラックス状態に導き、普段は閉ざされている潜在意識への入り口を開いて、アクセスを可能にしていく心理療法です。
潜在意識に直接働きかけるカウンセリング技法というのが、一番イメージしやすいかもしれません。
セラピストは、催眠療法(ヒプノセラピー)を用いて、あなたの潜在意識の中にどのような記憶があり、それがどのように作用しているのかを、あなた自身が認識していくためのお手伝いをします。
そして、それを知るだけでなく、さまざまな心理療法の手法で、問題(悩み)の原因となっていることの改善を図り、解消したり、軽減させていきます。
その結果、あなたは、潜在意識からのメッセージによって、多くの気づきと癒しを得て、新たな視点で現在のあなたを振り返り、本来のあなたの力や自信を取り戻すことができます。
本当にやりたいことや、本当に自分が進みたい道が何かを探り、そしてそれをあなたの顕在意識が納得することで、自分自身の力で問題(悩み)を手放したり、本来の道に足を踏み出したりすることができるようになるのです。
4.催眠療法(ヒプノセラピー)のいろいろ
催眠療法(ヒプノセラピー)には、今抱えている問題の原因となっている過去の出来事へさかのぼっていく退行療法(リグレッション・セラピー)と呼ばれる手法と、退行を使わない暗示療法があります。どちらも催眠状態を利用して、問題の軽減・改善を図っていく方法として有効です。
退行療法は、戻る時期によって、更に「年齢退行療法」「胎児期退行療法」「前世(過去世)退行療法」に分けられます。
「前世(過去世)退行療法」は、一般に「前世療法」と呼ばれています。米国の精神科医ワイス博士の著書『前世療法』によるところが大きいと思われます。
また、最新の療法として、退行の逆である順行療法、「未来順行療法」、「未来世順行療法」も、注目を集めています。(未来世療法)
セラピールーム・ラポールでは、まず丁寧な事前カウンセリングを行い、ご希望を尊重しながら、あなたのその時の状態に一番ふさわしい療法を選んで、催眠療法(ヒプノセラピー)を行っています。
5.催眠療法(ヒプノセラピー)の効果
催眠療法(ヒプノセラピー)によって、以下のような様々な効果が期待できます。
- トラウマの解消
- ネガティブな思考や習慣の改善
- 人間関係の悩みの改善
- モチベーションの向上
- 自信の回復
- ストレス軽減とストレスコーピング
- 身体の痛みの軽減
- 集中力向上
- ダイエット
- 創造性開発
- 自己理解の深化
- 自己成長
6.催眠術(催眠ショウ)と催眠療法(ヒプノセラピー)の違い
テレビやイベント等のショウとしての、催眠術(催眠ショウ)は、心理療法の催眠療法(ヒプノセラピー)とは全くの別物ですので、どうぞ混同なさらないでください。
催眠療法(ヒプノセラピー)について、ご質問・ご心配・気がかりな点などございましたら、お気軽にメールにてご連絡ください。すぐに、ご安心いただけると思います。
メール: naoko☆my-rapport.com
(☆を、@に変えてお送りください)
(※前世療法・催眠療法(ヒプノセラピー)は、医療行為ではありません。医師の治療を必要とする疾病をお持ちの場合は、医療機関での治療を、まずお受けください。)
